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日本の歴史教科書の歪曲・後退に断固抗議する日本・在日・韓国青年共同署名

2002年から使用される中学の歴史教科書の採択の動向が現在注目されています。私たち〈日本−在日−韓国〉ユースフォーラムは、この問題に対して、日本・在日・韓国の三者の青年たちによる以下の共同アピール文を発表しました。

この共同署名に賛同された方々のお名前はこちらです。


日本の歴史教科書の歪曲・後退に断固抗議する日本・在日・韓国青年共同署名

呼びかけ:〈日本−在日−韓国〉ユースフォーラム共同準備委員会

韓国と日本は隣国同士であり、21世紀を迎えた今、アジアの平和と発展のために、さらに緊密なパートナーシップを築かなければなりません。

今年4月3日に「新しい歴史教科書をつくる会」(以下、「つくる会」)の主導により編集された中学の歴史教科書が、韓国、中国をはじめとしたアジア各国からの強い抗議にもかかわらず、文部科学省の検定を通過しました。「つくる会」の歴史教科書は、「皇国史観」「アジア解放戦争史観」にもとづき、「韓国併合」などアジアへの侵略・植民地支配を美化・正当化し、「日本軍『慰安婦』」など日本の加害事実を隠蔽しています。このことは、「両国国民、特に若い世代が歴史への認識を深めることが重要であることについて見解を共有し、そのために多くの関心と努力が払われる必要がある」とする1998年の「日韓共同宣言」を裏切るものであります。

また、他の7社の中学歴史教科書においても、「従軍慰安婦」や「南京大虐殺」に関する記述が削除され、侵略が「進出」に書き換えられるなど、全般的に植民地支配・アジア侵略の実態や日本の侵略に対するアジア民衆の抵抗に関する記述が減少・後退するという事態が起きています。

このような歴史教科書の歪曲の動きは、日本社会が侵略の歴史を胸に刻む機会を失わせると同時に、アジアの人々との信頼関係を作る上での大きな障害となっています。

私たちは、平和と人権の理念にもとづくアジアの未来を願う日本・在日・韓国の青年の立場から、以下のことを宣言します。


一、私たちは、アジアの平和に逆行し、次世代の教材として不適切な「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書の採択に断固反対する。
一、私たちは、日本の歴史教科書が植民地支配の実態やアジア侵略の加害の事実を縮小・歪曲したことに断固抗議する。
一、私たちは、地方自治体の教育委員会が、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を採択しないよう要求する。さらに、私たちは、日本社会がアジアの友好を阻害し、偏った歴史認識と排外意識を教えようとする教科書の採択阻止のための行動に立ち上がることを呼びかける。
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