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在日韓国学生同盟

在日韓国学生同盟とは

私たち在日韓国学生同盟(韓学同)は、東京と関西に各地方本部を、各大学に支部をおき、各大学での活動を中心に活動を行っています。そして、在日コリアンの諸権益獲得や民族的アイデンティティ確立、祖国の民主化・統一を私たちの基本運動課題として、在日コリアンに関わる様々な問題に取り組んでいます。そのような活動を通じて、各人が自らの民族について正しく認識し、民族的主体性を確立していくことを目標としています。

沿革

韓学同は、朝鮮半島の南北対立が在日社会に大きく反映されるなかで、大韓民国を支持する学生らによって1950年に結成されました。その後、韓学同は1960年の韓国における「4月学生革命」を契機に、真に祖国と民族の問題を考え、その歴史を前進させていこうとする民族的・民主的団体に変革されることとなりました。

そして韓学同は、「4月革命」後に起きた軍事クーデターに対し、「反軍部クーデター声明」を発表、自主的・民主的・民族的組織としての第一歩を踏み出しました。以降、韓学同は在日コリアンの抱える様々な問題解決に向けて、60年代には在日コリアンの権益擁護運動、70年代には維新独裁政権反対運動を中心に運動を展開しました。

その後の韓学同は、これまでの基本運動目標を堅持しながら、大学での活動を特に重視し、活動を行っています。日常的な学習会はもちろんのこと、大学内での公開学習会やシンポジウムなども行っています。また、一般同胞社会で活躍している他の民族団体との連帯事業も行っています。近年では、本国・海外同胞との連結の重要性を認識し、その模索として様々な活動を展開しています。

組織事業

現在、在日コリアンの大部分が通称名(日本式の名前)を使用し、また在日コリアンの日本国籍への帰化が増大している状況のなか、在日コリアンが民族的アイデンティティを確立していくことは、同胞社会にとって非常に重要な課題となっています。しかし私たちをとりまく環境は、幼い頃からの民族教育を通じて正しく自己の民族に出会い、民族的主体性を培っていくことのできるものとはなっていません。そのため、〈民族〉に全く出会うことなく大学に入学する在日コリアンが大部分である現状です。よって、そのような教育環境保障の一環として、様々な活動を私たち韓学同は行っています。

日常活動としては、ハングル(ウリマル)学習会と、祖国の歴史や在日コリアンをとりまく現状などを学ぶ学習会を、それぞれ週に一回ずつ行っています。また、プンムルやサムルノリをはじめとした伝統文化に触れる文化活動も随時行っています。

年間を通じて、在日コリアンが集まる機会として、夏には全国サマーキャンプ、秋には文化祭など、多くの行事を行っています。

大学内での取り組み

私たち韓学同は、日常的活動空間である大学内での取り組みを特に重視して、様々な活動を行っています。それは、そのような活動を通じて、各人が大学生としての社会的存在を確認すると同時に、大学の社会的機能を十分に発揮させることを目的としています。

  1. 日本人学生との連帯
  2. 在日コリアンが抱えている諸問題は、これまでの日韓関係による部分が極めて大きく、その解決においては日本人との連帯が必須の課題となります。また、日韓連帯は単にそのことのみでとらえられることではなく、差別がいまだ根強い日本社会のなかで、世界的な課題となっている"多民族共生"−理想社会の建設を実現していく一つの模索としても位置付けられます。そのような目的意識のもとで、大学内で韓日関係についての問題や私たちをとりまくアジアの平和問題についての公開学習会やシンポジウムなどを日本人と共同で行っています。

  3. 「大学での民族教育」について
  4. すでに述べたように、在日コリアンに対する民族教育の制度的保障はたいへん不十分な状況であるために、韓学同は様々な学習会を日常的に行っています。それらを通じて、自分が在日コリアンとしてどのように生きていくべきなのかということについて日々考え、討論しています。

    また、大学の講義としてハングルを第二外国語として認可することを要求したり、日本と朝鮮半島との関係について取り扱う講座の設置を要求したり、民族学校の国立大学試験受験資格の要求などの諸活動も行っています。その他に、民族文化披露なども随時行っています。

民族団体の連帯

私たち韓学同は、学生としての社会的存在を認識し、大学内にとどまることなく一般同胞社会に訴えていく活動も展開しています。そこでは、一般社会内で活躍している他の民族団体との連帯事業を中心に行っています。特には、毎年8月15日の祖国解放記念日(光復節)に、祖国の民主化・統一を祈念する集会を行っています。

本国・海外同胞とのつながり

在日コリアンの民族的諸権利の保障や民族的アイデンティティを確立していくうえで、本国および海外同胞とのつながりが今後重要な位置を占めてくると、私たち韓学同は考えています。

96年には、韓国の経済正義実践連合大学生会と韓学同との交流事業を関西学院大学において行いました。今後も本国学生との交流・対話を行っていきたいと考えています。

日本と朝鮮半島の関係は、個別的にも、また東アジア的にもたいへん重要なものであると韓学同は考えます。それらの交流・対話・討論関係を積み上げていくためにも、韓国の大学・学生と日本のそれとを積極的に結びつけていく役割を韓学同として担っていきたいと考えています。

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