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京都フィールドワーク コース2
東九条地域フィールドワーク
―在日コリアンの歴史と生活を訪れる

趣旨と概要

このコースでは、京都にある在日コリアンの多住地域、東九条をフィールドワークします。京都は観光地として世界的にも有名な町ですが、華々しい町の発展の中に在日コリアンの歴史を埋もれさせてはいけないと、多くの人々が東九条の歴史を守る活動に関わっています。

また東九条地域のフィールドワークを終えた後は、2〜3グループに分かれて自由に京都市内の観光を行い、現代の京都の姿を見学しようと思います。

フィールドワーク内容

東九条は京都駅の南東に広がる地域で、在日朝鮮人住民が全人口の2割近くを占めています。戦前から労働者の町としての形成が進み、その多くは生きるために日本に働きに来ることを強いられた朝鮮人労働者でした。急激に人口が増加した戦後の高度経済成長期には、行政の無策によって住環境が悪化し、火災による死者なども相次ぎました。現在では全体的に住民の高齢化が進み、特に南東地域(通称4ケ町)や「不法占拠」とされてきた鴨川河川敷の40番地(現在は東松ノ木町)での劣悪な住環境などが大きな問題としてあります。

こうした状況の中、住民とともに歩み、住宅・福祉・教育環境などを向上させていくための取り組みがキリスト者を中心に長年にわたって営まれてきています。1959年には、地域の福祉向上を目指す第一歩として、カトリックによる「希望の家」が設立され、子どもたちが学習できる場が設けられました。1967年には希望の家カトリック保育園が開設、希望の家の取り組みとして、1984年から地域の65歳以上の単身高齢者への巡回訪問、翌年から配食事業がはじまりました。

このフィールドワークでは、1987年に発足し、地域と密着して住民の生活と人権を守る取り組みを続けているHEAT(東九条キリスト者地域活動協議会)の方にお話を伺い、案内をしていただく予定です。

新築されたばかりの京都駅のすぐ近くにあるにもかかわらず、京都に住んでいもなかなか気付く機会の少ないこの地域を訪れることで、日本の朝鮮侵略がもたらしたものと多くの人々を踏みつけることによって達成された経済成長の実態を実感することができるでしょう。それと同時に、現実に東九条で日々生活・活動している人々の姿とその地道な取り組みから、私たちがまず何をしていくべきなのかも学べるのではないでしょうか。

タイムスケジュール

10:00東九条訪問・講演
11:30昼食
12:30東九条地域 フィールドワーク
14:00グループ別フィールドワーク
18:00交流会
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